1952-07-31 第13回国会 衆議院 本会議 第70号
○国務大臣(吉武惠市君) 先ほど弔慰のため遺族に交付する公債の政府買上げに関する決議がなされたのでございますが、本件に関しましては、すでに自由党より強き要望の次第もございましたので、極力その実現に努めておる次第でございます。(拍手) 〔「答弁を取消させろ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕 ――――◇―――――
○国務大臣(吉武惠市君) 先ほど弔慰のため遺族に交付する公債の政府買上げに関する決議がなされたのでございますが、本件に関しましては、すでに自由党より強き要望の次第もございましたので、極力その実現に努めておる次第でございます。(拍手) 〔「答弁を取消させろ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕 ――――◇―――――
〔国務大臣吉武惠市君登壇〕
○国務大臣(吉武惠市君) この点はこの前も申上げましたように、一つ一つの病院に具体的に見積つて出したものではございません。お手許の資料に差上げておりますごとくに、二十五年度にはどのくらい、二十六年度にはどのくらい、大体一年どれくらいの整備費が要るか、これは大きい修理費を組むときには大体そういう概算でいたします。
○国務大臣(吉武惠市君) 一応六十カ所は計画としては考えておりますけれども、先ほど申上げましたように強制するものじやございません。従つて任意にどこが譲り受けたいとおつしやるかわかりません。従つて予算も一応の予算を組んで差上げるときに具体的にその数を見まして、それではあそこはどのくらい整備費が要るから、これだけ差上げよう、これは私は当然だと思うのです。
○国務大臣(吉武惠市君) 強制はいたしません。趣旨をよく説明するつもりでおります。
○国務大臣(吉武惠市君) 労災病院につきましては、これはやはり専門の病院でございまして、今計画しておりまするものは、まあ怪我をした者の収容と同時に、珪肺の患者が相当ございまして、そういうものを取扱つております。
○国務大臣(吉武惠市君) これは実を申しますると移譲を強制するわけでございませんので、どこの病院が移譲になるかもわからない、そうかといつて病院の中には多少傷んでおるところもございまするから、まあおよそこのくらいの程度の修繕費を組んで行こうということで出ておるのでございまして、一々の個所について計上して六億四千万円になつたわけでございません。
○国務大臣(吉武惠市君) 職員はそのまま引継ぐつもりでございます。
○国務大臣(吉武惠市君) 只今御指摘になりました点は、一昨日か、私のほうの労働次官が政府代表として出席をいたしまして、国際自由労連の書記長のオーデンブルツク氏とも直接に会いまして、その報告を承わつております。
○国務大臣(吉武惠市君) 御指摘の井上産業についての不当労働行為の問題は、すでに労働委員会においても取上げて、さように決定になつたように聞いております。なお従つて裁判の判決もあつたかに存じておりますから、それぞれ適当な措置が行われると思いますが、お話のような善後措置につきましては、私は井上さんを知つておりますから、御趣旨に副つて善処いたしたいと、かように考えます。 —————————————
○国務大臣(吉武惠市君) 只今戰沒者の遺骨収容並びに送還に関する決議を頂いたのでございますが、これにつきましては、政府といたしましても昨年以来努力をいたしまして、本年の三月硫黄島に、又五月には沖縄にそれぞれ調査団を派遣いたしまして、太平洋地域における遺骨の収容、送還に関する計画を立てておる次第でございます。
○国務大臣(吉武惠市君) 平和條約がその効力を発生いたしました今日、海外になお残留しておられまする多数の同胞があり、而もその留守家族のかたがたが、苦難な生活に堪えながら、一日も早くその帰還を待ちわびておられまする姿に対しましては、私ども衷心よりお気の毒に存ずる次第であります。
○国務大臣(吉武惠市君) 私は詭弁と思つておりません。それはたまたま人格が同じであるから出て来るものと私は考えます。
○国務大臣(吉武惠市君) 勿論通常国会には出すべきものであると私は考えております。
○国務大臣(吉武惠市君) これは、私たびたび申上げまするように、狙いは勿論、こういう公営企業における企業とそれに従事される職員との間の平和を確立するということであります。
○国務大臣(吉武惠市君) そういう心配はない。例をいうと、現に国鉄でも二つの組合ができておりますが、併し組合というものは、組合活動をおやりになつたあなた方に申上げるのはおこがましい話ですが、分れるよりは一本のほうが力強いことはきまつた話でありますから、組合の本質として私は一本化が望ましい。
○国務大臣(吉武惠市君) 私どもは飽くまでも労働省というものは労働者に対するサーヴイスである、こういうことが将来の日本における労働組合の永遠に発達するゆえんであると存じてやつておりますか、現在が永久にそれでは変らないものであるという感じは持つておりません。これはますます発展し、又改善されるべきものであることは十分了承しております。
○国務大臣(吉武惠市君) 私は認めております。それから又つまり許された範囲においての行動というものは、これは私は自由であるべきだと思います。従つて先般来いろいろ破防法その他について労働団体からいろいろな行動をとられておるのでありますが、その際も私が申上げておりますように違法の行為は一つ慎重にやつて欲しい、許された行為まで一切いけないといつているのじやないのです。
○国務大臣(吉武惠市君) 先ほど来申上げますように、過去の経過から見ますると御尤もの点もございますが、従つて私ども公務員という性質につきましては、私限界があると思つております。併し団体交渉まではこれはやはり認めなければならない。で、現在禁止されておるからと言つて、これを放置することは私はいけない、こう思つて立案したわけであります。
○国務大臣(吉武惠市君) その点は同じだと思つております。
○国務大臣(吉武惠市君) 実は文字がこうなつておるので、そうおとりになることも無理からんと思いますが、実は立案の趣旨としては、抽象的に「命令で定める危険又は衛生上有害な業務」としてありますけれども、坑内作業はすべてこれを危険業務としておりまするから、つまり坑内作業については認可を要するぞと書いたと同じことです。
○国務大臣(吉武惠市君) 硅肺は主として金属山で、炭鉱には殆んどございませんが、若干まあ出ている……。
○国務大臣(吉武惠市君) これに似寄つたものは、職業病としてはないと思います。
○国務大臣(吉武惠市君) 山下さんのお言葉は私御尤もの点だと思うのでありますが、私が先ほど中二階がないがいいというのは、一般論として申上げましたつもりでございますが、御指摘のように技術官の局長のところに事務家の次長があるほうが便利じやないかというお話は、私は卒直にそうだと思います。それじやそれがなければできないかというと、私はできぬこともない。
○国務大臣(吉武惠市君) 御尤もでございまして、私は事務分量を数的にまだ出してはおりませんが、昔と比べれば非常に躍進をしておるとは思つております。その点は勿論十分考慮しなければなりませんが、それを考えましても、機構は必ずしもそう複雑にしておく必要はない。やつて行けるのではないかと、こう思つております。
○国務大臣(吉武惠市君) 実はさような私は正直に言いまして感じを持つております。
○国務大臣(吉武惠市君) お話のごとく審議会が現状維持を答申されました点について、或いは現在の労働委員会の関係者もおられたという点もないでもないかとは思います。併しながら私正直に言つて現在の労働委員会は過去七年間の経験に微してだんだん信用を失墜しつつあるか、或いは高めつつあるかというと、私は高めつつあると思うものであります。
○国務大臣(吉武惠市君) 御尤もな御質問でありまして、労働委員会が今後どうあるべきかということは、過去七年間の経験に基いていろいろ御議論があつたのであります。お話のごとく諮問をいたしまする前から、私就任する前の話でございますが、就任して聞いてみますると、御指摘のごとく労政局案というようなもので一つの研究をいたしておつたようであります。
○国務大臣(吉武惠市君) 私多少誤解しておりましたが、この労働委員会でいいけれども、もつと改善すべき方策を研究せよということだと思いますが、そういう御趣旨であれば私も同感でございまして、そういう点には努めるつもりであります。
○国務大臣(吉武惠市君) それは中労委がやるわけです。
○国務大臣(吉武惠市君) さようでございます。
○国務大臣(吉武惠市君) さようでございます。
○国務大臣(吉武惠市君) 事が基本権に関する事項でございますから、やはり法律に明らかにしておかないと、私は紛議の基になると思います。
○国務大臣(吉武惠市君) いろいろその点は考えてみましたが、私はむずかしくはないと思つております。
○国務大臣(吉武惠市君) 御指導は御自由でございます。
○国務大臣(吉武惠市君) 組合員にはなれません。
○国務大臣(吉武惠市君) 只今国際労働條約批准促進に関する決議がなされたのでございますが、終戰後における日本の労働立法は国際條約の水準に達しておるものも少くございませんので、御決議の御趣旨に副い、国際信用を高める上からも、できるだけ早い機会に、批准し得るものは批准の処置を講じたいと存じます。(拍手) —————・—————
○国務大臣(吉武惠市君) ただいま国際労働條約批准促進に関する決議がなされたのでございますが、政府といたしましても、終戰後の日本の労働法規が国際條約の水準に達しておるものも少くございませんので、国際信用を高める上からも、ただいまの決議の御趣旨に沿いまして、批准し得るものはできるだけ早い機会に批准の処置をとりたいと考えております。 ————◇—————
〔国務大臣吉武惠市君登壇〕
○国務大臣(吉武惠市君) 勿論入ります。
○国務大臣(吉武惠市君) そうです。
○国務大臣(吉武惠市君) そうです。
○国務大臣(吉武惠市君) ただいま海外諸地域等における戰沒者の遺骨収容及び送還等に関する決議をいただいたのでございますが、政府といたしましては、昨年以来これについて努力をいたし、本年三月硫黄島に、また五月には沖縄に調査団を派遣いたしまして、これら太平洋諸地域におきまする遺骨の収容送還に関する計画を立てておる次第でございます。
○国務大臣(吉武惠市君) 平和條約が発効いたしまして、今日なお海外に残留を余儀なくされておりまする多数の同胞のおられますることは、まことにお気の毒にたえません。
〔国務大臣吉武惠市君登壇〕